穏やかな三木里ビーチに広がる透明度の高い海は、参加者からも「泳ぎやすい!」と好評。
水温も適温で、安心してチャレンジできる環境が整っています。
大会当日は、朝イチの5kmレースからスタート。
大人の真剣勝負が繰り広げられたあとは、1km・500mの短距離やリレー種目が続き、子どもや初心者も多く参加。
レース後は観光やグルメを楽しむ姿も見られ、海と街を丸ごと満喫できる1日となりました。
なお、5km+1kmのダブルエントリーも可能。
泳ぎに挑戦したい方にも、家族で楽しみたい方にもぴったりの大会です。
🚗アクセス・宿泊情報|車は便利、電車はちょっと不便かも?
尾鷲OWSの会場となる「三木里海岸」は、とてもきれいな場所ですが…実はアクセスはちょっと不便です。
参加前にしっかり計画を立てておくのがおすすめです。
車でのアクセス
車なら、熊野尾鷲道路が通っているので問題ありません。
「三木里IC」から大会会場までは車で約10分。
大会駐車場の案内に従えば、スムーズに到着できます。
ただし、大会会場の駐車スペースは限られているため、少し離れた臨時駐車場【図④駐車場】に案内されることも。
その場合、運営スタッフのワンボックスカーで送ってもらえますが、荷物が制限されるので不便に感じるかもしれません。

公共交通機関でのアクセス
最寄り駅はJR「三木里駅」ですが、そこから会場までは徒歩約20分とやや距離があります。
さらに、電車の本数がかなり少なく、朝は6時台と7時台に1本ずつのみ。
レース時間に合わせるのは正直ハードル高めです。

前泊を検討するなら
交通機関を使う方は、三木里海岸近くの民宿に前泊するのが安心です。
また、車の方も前日入りして、尾鷲市内のホテルに泊まり、地元グルメを楽しむのもおすすめです。
大会当日を落ち着いて迎えられます。
さらに、尾鷲市内に宿泊するなら、「夢古道おわせ」や「夢古道の湯」に立ち寄るのもおすすめ
保湿・保温に優れた海洋深層水のお風呂は、泳いだ体のリカバリーにもぴったり。
内風呂はしっかり熱めで、露天の壺湯では仲間とゆったりとした時間を過ごせます。


🏖️尾鷲OWS 会場の様子|小さな海岸で過ごす、快適でローカルな1日
🚿 設備:シンプルだけど必要なものはそろってます
- 簡易更衣室あり(鍵なし) → ウェットスーツや水着への着替えができますが、貴重品は自己管理しましょう。
- シャワーあり(※水のみ) → 海水をさっと流せるだけでもありがたい。冷水でも十分にリフレッシュできます。
- トイレあり → 清潔に保たれており、安心して利用できます。
日除けになる自然の木陰は少ないため、テントや日傘の持参が強く推奨されます。
特に尾鷲は雨の多い地域で、2024年大会は1日中雨、2025年大会も午前中は雨が降っていました。
一方で午後から急に晴れることもあるので、雨対策と日焼け対策の両方が必要です。


🥖地域名物:橋本パン屋さんの出店!
大会前日と当日は、地元で人気の「橋本パン屋さん」が会場に出店しています。
種類豊富なパンが並びますが、数に限りがあり、焼きそばパンなどの人気商品は早々に売り切れてしまうので要注意。
特に焼きそばパンは毎年即完売レベルの人気。
販売ブースがひっそりと設置されており、気づかない人も多いため、会場に着いたらまずチェックしておくのがおすすめです。


⚠️会場周辺にはコンビニがありません!
会場のある三木里海岸周辺には徒歩圏のコンビニがありません。
飲み物、軽食、日焼け止め、タオル、応急グッズなどは事前に準備しておくことが必須です。
🏁5kmレースの印象と注意点|透明な海での駆け引きも見どころ
尾鷲の5kmは、アクセスの関係もあり、他大会に比べてハイレベルな選手が少なめの傾向。
2025年は全体的に落ち着いた展開で、自分のペースで泳ぎやすい雰囲気でした。
ただし、枚方スイミングや近隣県の高校・大学が団体参加する年は一気にレベルが跳ね上がることもあります。
そして何よりの特徴は、水質の良さと抜群の透明度。
泳いでいると周囲の選手が水中で丸見えになるほどで、他の選手の位置や動きが見える分、レース展開を意識せざるを得ません。
追いつかれた。追い抜いた。といった状況も視覚的に分かるので、駆け引きが面白くもあり、プレッシャーにもなります。

🌊水温と川からの清流の影響
水温は27℃と高めで、長距離にはやや厳しい条件。
加えて、2ブイ〜3ブイの区間では川から冷たい清流が流れ込んでおり、水温が一気に下がります。
この部分は流れに逆らって泳ぐ必要があり、体力と筋肉への負担が大きいタフな区間です。
私は、3周目あたりから足の筋肉がつりかけたのですが、清流で塩分濃度の下がった海水を少量飲むことで筋肉が痙攣せずに済みました。
しかし、これはあくまで自己責任で…😅

❗ラップゲートとゴールゲートの位置に注意!
ゴール手前のゲートは間違いやすく、進行方向右側がラップゲート(周回用)・左側がゴールゲート(フィニッシュ)です。ゴールゲートの手前にはコースロープ設定されており、小さなブイが付いています。周回選手が間違って進入してしまい、ロープをくぐってラップゲートへ向かうと失格となります。
正しい対応は、ロープの端にあるブイまで戻り、ラップゲートに向かい直すこと。
2024年、私は1周目でこのミスを犯してしまい、コースロープ先端のブイまで戻って泳ぎ直しました。
タイムロスと精神的ダメージが大きく、事前の確認が本当に重要です。
このように、尾鷲の5kmは「泳ぎやすいけど気が抜けない」、そんな絶妙なレース。
水質の美しさと自然の変化をダイレクトに感じられる、唯一無二の体験です。
🏊♂️尾鷲OWSまとめ|レースも観光も楽しめる、透明度抜群の海大会
尾鷲OWSの大きな特徴は、早朝から5kmレースが始まるタイトなスケジュール。
朝7時台には受付・試泳が始まり、9時にはレーススタート。
11時頃にはレースが終わる選手も多く、そのまま帰路に就く方もちらほら。
逆に、そこから地元の観光や温泉にゆっくり向かえるのも、尾鷲大会ならではの楽しみ方です。
アクセス面では車での来場が断然おすすめ。
朝の移動に余裕が持てるうえ、レース後すぐに観光へ向かえるのは大きなメリットです。
そして何より、海のロケーションが最高。
湾内で大きな潮流はなく、流れのある箇所は川からの清流部分のみ。
水質は抜群、透明度も非常に高く、泳いでいて周囲の選手がよく見えるほど。
OWSを始めたいと考えている方には、こうした「水質が良くて透明度の高い海」がおすすめです。
周囲がよく見えることで安心感があり、伴泳者の位置も把握しやすく、初めてでも不安が少ない環境です。
「初めて海のOWS大会にチャレンジしてみたい!」という方には、尾鷲OWSはぴったりの大会。
レースも旅もまるごと楽しめる、そんな一日をぜひ体験してみてください。

