館山OWSは、千葉県館山市・北条海岸で開催される大会で、日本選手権やオーシャンズカップの舞台ともなる“OWSの聖地”です。まるで日本選手権に出場しているかのような気分になり、自然とテンションも高まります。
会場となる館山湾(たてやまわん)は「鏡ヶ浦(かがみがうら)」とも呼ばれ、日本百景にも選ばれた美しい湾。
湾奥の北条海岸は水深が10mほどと浅く、透明度が高いのが特徴です。
波は穏やかで、まるで鏡のように静かな水面が広がります。
北条海岸は夕日の名所としても知られ、条件が整えば海越しに富士山を望むこともできます。
また館山OWSには、魅力ある表彰制度があります。
一般5kmの優勝者には「貴田杯」としてクリスタルトロフィーが授与され、15回連続出場者には連続出場表彰が行われるなど、参加者にとって特別な思い出となる仕掛けが用意されています。
⛴️ 愛知県から館山OWSへのアクセス
愛知県から館山OWSに遠征する場合、大きく分けて ①新幹線+高速バス と ②車+フェリー の2つの方法があります。
1. 新幹線+高速バス
新幹線で東京駅まで行き、八重洲南口から館山行きの高速バスに乗車します。料金は片道3,000円程度と比較的安く、乗り換えもシンプルです。
所要時間は通常110分ほどですが、夏休みシーズンにはアクアラインの大渋滞で大幅に遅れることも。
実際に3時間以上かかったというOWS仲間の話もあり、時間に余裕を持った行動が必要です。
2. 車+フェリー(おすすめ)
愛知県から車で東名高速道路を走り、横浜町田ICで降りて保土ヶ谷バイパス経由で三浦半島・久里浜港へ。
そこから東京湾フェリーで金谷港まで約48分の船旅となります。
普通車(運転手1名付)の往復で1万円かからず、コスト的にも経済的です。
金谷港から館山までは有料道路を使って30分程度。
アクアラインを抜けて都内を運転するよりもストレスが少なく、フェリーの船上でリフレッシュできるのも魅力。
甲板に出て東京湾の景色を楽しむのもよし、客室で一休みして運転疲れを取るのもよし。
遠征をちょっとした旅行気分に変えてくれます。


館山OWS会場周辺情報|食事・買い物・観光スポットまとめ
館山OWSの舞台となる《北条海岸》は、広々とした砂浜と開放的な景観が特徴です。
湘南エリアを思わせるようなリゾート感があり、海水浴やマリンスポーツを楽しむ人々でにぎわいます。
また、北条海岸は「鏡ヶ浦」の一部であり、夕日の美しさでも知られています。
条件が良ければ海越しに富士山が望め、湘南・サザンビーチちがさきに匹敵するロマンチックな夕景を楽しめるのも魅力のひとつです。

海岸沿いの「鏡ヶ浦通り」には飲食店が並び、COCOSや丸亀製麺といったファミリー向けのチェーン店も充実。
子ども連れや大人数でも安心して食事ができます。
さらに近隣にはイオンやウエルシアもあり、大会当日の水分・補給食や日焼け対策グッズを現地で調達可能。
コインランドリーもあり遠征組にとっても、利便性の高い会場です。
大会会場の近くには「館山シーサイドホテル」があり、日帰り入浴が可能です。
前泊の際やレース後のリフレッシュに立ち寄れたら最高だと思います。
我が家は今回利用できませんでしたが、ホテル公式サイトを見る限り、広々とした浴場から海が望める造りになっており、夕焼けの時間帯に入浴できれば旅気分を満喫できそうです。
泉質は「ナトリウム‐塩化物冷鉱泉」で、いわゆる“塩化物泉”。体を芯から温め、湯冷めしにくい特徴があるので、レース後の疲労回復や冷え対策にもぴったりの温泉です。
館山シーサイドホテル

館山OWSの会場情報|北条海岸の雰囲気と大会当日の様子
館山OWS当日は、北条海岸周辺の駐車場が利用できます。
海水浴シーズンと重なるため、駐車場はすぐに満車になってしまうのが注意点です。
目安としては朝7時頃までなら会場近くに駐車可能。
しかし、午前8時を過ぎると海水浴客がどんどん来場し、受付開始の8時30分にはすでに近隣の駐車場は埋まってしまいます。
その場合、かなり離れた駐車場に停めざるを得ません。
車で到着した後は、海岸すぐ目の前にある「COCOS」で朝ご飯を食べてから会場入りするのもおすすめ。
余裕を持って到着しておけば、駐車場探しの心配もなく、落ち着いてレース準備に入れます。
大会会場に到着したら、まず待機する場所のテント張りです。
大会会場近くにはトイレやシャワー施設が整っており、更衣室は大会運営側でテントが用意されています。
トイレのある建物の近くは午前中は日影になるため、このあたりにテントを張る方が多くおすすめポイントです。

館山OWSの会場は受付、招集エリア、トイレやシャワーなどが砂浜近くにコンパクトに配置されており、初めてでも動線が分かりやすく使いやすい環境でした。
招集エリアには大きなテントが設置され、椅子が並べられていてナンバー順に座れるようになっています。
参加者にとって、レース前に日影で過ごせるのはとてもありがたい招集システムです。
ただし、時間帯によっては最前列に直射日光が差し込み、日陰がなく逃げ場がない状況になることもありました。
テント前に追加で日除けを設置するなど、今後もう少し配慮があればさらに快適になると感じました。

