子どもの水泳教室で指導をしていると、いろいろと考えさせられる
この教室は週1回
選手育成が目的ではなく、小学校卒業までに4種目を泳げるようになることが目標だ
けれど、特に低学年の中には「上手くなりたい」という明確な意志がない子もいる
なぜ通っているのか
友だちがいるから。水が好きだから。親に言われたから。
動機はあいまいだし、中にはとても手のかかる子もいる。
順番を守れない。話を聞けない。説明しても伝わらない。
正直、「なぜ水泳教室に来ているのだろう」と思ってしまうこともある。
でも、ふと自分のことを振り返った
今、水泳は自分の人生の中心にある
生きがいであり、人とのつながりであり
そしてOWS日本選手権という途方もない目標を追いかけている
でも、子どもの頃から水泳が好きだったかと言えば、まったく違う
スイミングでは泣いてばかりいたし、選手コースに入ってからも練習が辛くて
サボることばかり考えていた
3歳から水泳を始めて、気づけば47年
始めた理由は覚えていない
やめたくて仕方ない時期も何度もあった
それでも続けてきたことで
水泳は少しずつ「自分にとって大事なもの」になっていった
今、目の前にいる子どもたちも、選手にならなくてもいい
ただ、「泳げる」という経験が、自信になったり、健康につながったり
人生の楽しみのひとつになるかもしれない
目先の変化や結果だけにとらわれてはいけない
もっと長い目で、水泳を楽しむことの価値を伝えていきたい
本日の練習:プールトレーニング
UP 400m
Second UP 50m × 10本(1’00)DIVE 15m + SWIM 35m
ドルフィンクロール 50m × 10本(1’00)
Pull 100m × 10本(1’30)
Swim 50m × 4本(’45)
100m × 2本(1’30)
200m × 1本(3’00)
100m × 2本(1’30)
50m × 4本(’45)
Down 400m
Total:3,400m
小学生の水泳指導を2時間行ったあとに、自分の練習
トータルの入水時間は約4時間
これまでは、指導後に少し流して帰ることが多かったが、それでは速くならない
OWS日本選手権を目指すと決めた以上、「疲れたからやめる」という選択はしない
OWSの練習としては、まだ負荷も距離も十分とは言えない
それでも、できる範囲でやることが今の自分の課題
閉館時間ギリギリまで練習させていただいた
プール監視の方々に感謝したい

